[Windows10]複数のディスプレイを接続している環境でペンの座標がずれてしまう
更新(2021/9/28)
2021年9月28日に本現象を修正したCLIP STUDIO PAINT 1.11.0をリリースいたしました。
下記よりアップデートしご利用ください。
現象
液晶ペンタブレットなどをご利用で、マルチディスプレイ環境でCLIP STUDIO PAINTをご利用の場合、ディスプレイのテキストスケーリングの数値が異なるとペンの座標がずれる現象が起きます。
対処方法
ディスプレイのテキストスケーリングを一致させる
1.デスクトップの何もないところを右クリックし、[ディスプレイ設定]を開きます。
2.お使いのディスプレイがそれぞれ[1][2]で表示されますので、[1][2]をそれぞれクリックし、[テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する]の数値をご確認ください。
3.数値が異なる場合は、それぞれを同じパーセンテージに変更します。
※Windows10以外の場合も、テキストスケーリングを設定できる画面で両方のディスプレイのスケーリングを合わせればズレは起きません。
4.PCのサインアウトをして、サインインしなおします。
CLIP STUDIO PAINTでペンのズレが改善しているかご確認ください。
CLIP STUDIO PAINTでマウス座標を使用する
モニター同士の解像度の差によってスケーリングを合わせるのが不都合な場合は、以下のマウスモードの設定をお試しください。
CLIP STUDIO PAINTは、タブレットから直接座標を取得しているため、高い精度で線の描画ができます。
マウスモードをONにすると、マウス座標で描画がされるため、線のズレは解消されますが、描画精度が少し落ちます。
実際に設定して描画をしてみて、許容範囲であるかどうかご確認ください。
なお、この描画精度の差は特に素早く払うような描画をしたときや、キャンバスの表示倍率が低いほど顕著となります。
1.CLIP STUDIO PAINTで[ファイル]メニュー→[環境設定]を開きます。
2.左側のカテゴリから[タブレット]を選択し、[タブレットドライバの設定でマウスモードを使用する]にチェックを入れて右上の[OK]をクリックします。