[Windows]CLIP STUDIO PAINTのカスタム設定を別のパソコンにコピーしたい

CLIP STUDIO PAINTでカスタマイズした設定や素材データを、フォルダごと別のパソコンに手動でコピーしてください。


本ページではWindowsからWindowsに設定をコピーする手順をご案内します。

macOSをお使いの場合は以下のページをご確認ください。



注意
Windows→macOS、macOS→Windowsなど別OSに移動すると不具合が発生する可能性があります。

異なるOSへ設定を移行する場合は、「クラウドサービスの使い方」の「3.異なるデバイスに設定を引き継ぐ」「6.素材管理画面の使い方」をご確認ください。

※タブレット・スマートフォン・Chromebook版もクラウド機能をご利用ください。



1.CLIP STUDIO PAINTのユーザー設定フォルダーをバックアップする

手順1

以下の場所に[CELSYS]フォルダーがあることを確認してください。


【1.10.13以降】

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\CELSYSUserData



※旧バージョンからご利用でフォルダーの移動を行っていない場合は、【1.10.12以前】の場所をご確認ください。


■[AppData]フォルダーが表示されない場合

エクスプローラー上部の[表示]タブから[隠しファイル]にチェックを入れます。


【1.10.12以前】

C:\Users\(ユーザー名)\Documents

※Windowsの[ドキュメント]フォルダーです。




手順2

CLIP STUDIOシリーズのアプリをすべて終了し、[CELSYS]フォルダーをUSBフラッシュメモリや外付けHDDなどにコピーします。



POINT
コピーしたフォルダーのデータ容量が、コピー元のパソコン内にあるフォルダーのデータ容量と一致しているかご確認ください。
データ容量が一致していない場合、コピーが不完全である可能性があります。
外付けHDDにコピーしたフォルダーを一旦削除し、コピーし直してください。



素材の保存先を変更している場合

CLIP STUDIOの[素材の保存場所]から素材データの保存先を変更したことがある場合は、変更先にある[CLIPStudioCommon]フォルダーもUSBフラッシュメモリや外付けHDDなどにコピーしてください。


■Ver.3以降


■Ver.2以前



2.新しいパソコンにCLIP STUDIO PAINTをインストールする

手順1

移行先のパソコンで、こちらからCLIP STUDIO PAINTのダウンロード・インストールを行ってください。


インストール済みの場合
3.バックアップしたユーザー設定を新しいパソコンにコピーする」以降の操作を行ってください。


手順2

CLIP STUDIO、CLIP STUDIO PAINTを正常に起動できるか確認します。

※CLIP STUDIO PAINT起動時にはライセンス認証が必要となります。



3.バックアップしたユーザー設定を新しいパソコンにコピーする

手順1

CLIP STUDIOシリーズのアプリを起動している場合はすべて終了します。


手順2

以下の場所にある[CELSYS]フォルダーをデスクトップなどに移動し、元の場所には無い状態にします。


C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\CELSYSUserData



■[CELSYSUserData]フォルダーが見当たらない場合

一度CLIP STUDIOおよびCLIP STUDIO PAINTを起動します。 フォルダーが作成されたら両方のアプリを終了します。


■1.10.13未満のバージョンをご利用になる場合

[ドキュメント]フォルダー内の[CELSYS]フォルダーをデスクトップなどに移動します。



手順3

既存の[CELSYS]フォルダーを移動したら、USBフラッシュメモリ/外付けHDDにコピーしてある[CELSYS]フォルダーをその場所にコピーします。



POINT
[CELSYS]フォルダーを上書きしてしまうと、設定が正しく反映されない場合があります。
インストール時に作られたフォルダーは必ず[手順2]の通り別の場所に移してから、設定移行したいフォルダーのコピーを行ってください。



素材の保存先を変更していた場合

上記の手順が完了したら、移行元と同じ場所にコピーしてある[CLIPStudioCommon]フォルダーを新しいパソコンにコピーしてください。


例:

移行元パソコンで保存先をDドライブの「A」というフォルダーにしていた場合、移行先パソコンでもDドライブに「A」というフォルダーを作成します。
その中に[CLIPStudioCommon]フォルダーをコピーしてください。



■パソコンのドライブ構成が異なる場合

以下の手順を行ってください。


1.外付けHDDにコピーしておいた[CLIPStudioCommon]フォルダー内の[Document]・[Material]フォルダーを、パソコン内の[CELSYS]→[CLIPStudioCommon]フォルダーにコピーします。



2.パソコン内の[CLIPStudioCommon]にある[Preference]フォルダーを削除します。




4.新しいパソコンに保存したユーザー設定を反映させる

手順1

CLIP STUDIOのみ起動します。
使用するための準備が開始されるので、完了まで待ちます。




手順2

準備が完了したら、右上の歯車のマーク→[メンテナンスメニュー]→[素材データベースの再構築]をクリックし、処理完了まで待ちます。


■Ver.3以降


■Ver.2以前


以上で操作が完了します。
旧パソコンの設定を引き継いだまま、新しいパソコンでCLIP STUDIO PAINTをご利用いただけます。



補足・注意点

ワークスペースを移行する場合

ワークスペースは本ページの手順では移行されません。

以前のパソコンでワークスペースを登録して、新しいパソコンで読み込んでください。


1.古いパソコンでキャンバスを開きます。


2.[ウィンドウ]メニュー→[ワークスペース]→[ワークスペースを登録]を選択します。


3.[ワークスペースを登録]ダイアログで名前を入力し、[OK]を押します。


プラグインストアのプラグインをご利用の場合[EX]

設定の移行後に、CLIP STUDIO PAINTの起動時やプラグインの実行時にエラーが表示され、今まで使用していたプラグインが使用できない場合があります。


その場合は、CLIP STUDIOを起動し、プラグインストアから該当のプラグインの再インストールをしてください。



[仮想メモリ作成先]を変更している場合

以前のパソコンでCLIP STUDIO PAINTの[環境設定]から[仮想メモリ作成先]を変更していた場合、新しいパソコンに設定を移行した際に予期しない動作になる可能性があります。

この場合、上記の「4.新しいパソコンに保存したユーザー設定を反映させる」まで完了した後に以下の設定を行ってください。


1.CLIP STUDIO PAINTを起動し、[ファイル]メニュー→[環境設定]を開きます。


2.[パフォーマンス]→[仮想メモリ作成先]をデフォルトのものに変更してください。



3.[OK]を押して[環境設定]を閉じます。