他のツールを選んでも、消しゴムツールになってしまう

質問

ペンやブラシなどの描画ツールを選択しても消しゴムツールになってしまい、他のツールが使えない事があります。他のツールを使うにはどうしたらいいでしょうか?



回答

ツールが勝手に切り替わってしまったり固定されてしまう場合は、様々な理由が考えられます。


環境により対処法が異なるため、下記の該当する対処方法をご確認ください。



ペンタブレットや液晶ペンタブレットを使用している場合

ペンタブレットドライバの確認

パソコンにインストールされているペンタブレットドライバのバージョンが最新版かご確認ください。


バージョンが古い場合は以下の手順で最新版をインストールします。


1.ご使用のペンタブレットメーカーが案内している手順に沿って、使用しているドライバをアンインストールし、パソコンの再起動をします。


2.最新バージョンのドライバをダウンロードし、インストールをします。


3.パソコンの再起動を行い、CLIP STUDIO PAINTを立ち上げ、動作を確認してください。


POINT
●ペンタブレットドライバが複数インストールされている場合、動作に影響する可能性があります。一度全てのドライバをアンインストールし、ご使用しているペンタブレットのドライバをインストールしてください。
●既に最新版のバージョンがインストールされている場合も再インストールを行ってください。
●他メーカーのドライバが入っている場合は、競合する可能性があるためアンインストールをしてください。



[環境設定]の確認(Windowsのみ)

ペンタブレットドライバを最新のバージョンに更新しても症状が改善しない場合、CLIP STUDIO PAINTの[環境設定]で[Wintab]にチェックが入っていることを確認してください。


1.[ファイル]メニュー→[環境設定]を選択します。



2.[環境設定]の[タブレット]タブを選択し、[使用するタブレットサービス]の[Wintab]にチェックを入れ、OKをクリックします。



3.CLIP STUDIO PAINTの再起動を行い、動作を確認してください。



WindowsのタブレットPCを使用している場合(専用のペンが付属しているタイプ)

[環境設定]の確認

タブレットPCをお使いの場合は、[環境設定]の[使用するタブレットサービス]を[TabletPC]に設定してください。


1.[ファイル]メニュー→[環境設定]を選択します。


2.[環境設定]の[タブレット]タブを選択し、[使用するタブレットサービス]の[TabletPC]にチェックを入れ、OKをクリックします。




ペンタブレットドライバの削除

ペンタブレットドライバをインストールしている場合は、競合する可能性があるため、ドライバをアンインストールしてください。



iPad版の場合

iPadでの操作中に[消しゴム]ツールに切り変わってしまうという場合、[ペンをダブルタップ]の設定をご確認ください。



POINT

[ペンをダブルタップ]はApple Pencil (第 2 世代)と以下のモデルの iPad の組み合わせで設定できる機能です。


●iPad Pro 12.9 インチ (第 3 世代)

●iPad Pro 11 インチ


Apple Pencil (第 2 世代)




1.[CLIP STUDIO PAINT]アイコンをクリックし、[修飾キー設定]を選択します。



2.[修飾キー設定]画面の左上にある[共通の設定]を選択し、[ペン・ジェスチャー]にチェックを入れます。



3.[ペンをダブルタップ]の項目を確認していただくと、[ツールを一時変更]が[消しゴム]に設定されています。


Apple Pencilをダブルタップする事で消しゴムに切り替わるようになっています。



4.[ツールを一時変更]を[なし]に設定するとダブルタップで切り替わらなくなります。